百人一首 第三弾 (51~75)グリーン色の扉no3

五十一番歌 藤原実方朝臣↓

↑ 51かくとだに えやは伊吹のさしも草 さしも知らじな もゆる思ひを

 (現代語訳)
これほどまでにあなたを思っているということさえ うちあけることができずにいるにですから、ましてや伊吹山のさしも草が燃えるように
私の思いもこんなに激しく燃えているとは、貴女は知らないことでしょう

五十二番歌 藤原道信朝臣↓


↑ 52明けぬれば暮るるものは 知りながらなほ恨めしき 朝ぼらけかな

 (現代語訳)
夜があければやがて日が暮れて貴女に会えるものだとわかってはいても
やはり貴女と別れる夜明けは恨めしく思えるのです

五十三番歌 右大将道綱母↓

↑ 53嘆きつつひとりぬる夜の明くる間は いかに久しきものとかは知る

 (現代語訳)
あなたが来てくださらないことを 嘆き悲しみながら 一人で夜を過ごす私にとって 夜が明けるのが
どれほど長く感じられるものか あなたはご存じなのでしょうか

五十四番歌 儀同三司母↓

↑ 54忘れ時の生末まではかたければ 今日を限りのいのちともがな

 (現代語訳)
いつまでも忘れまいとすることは 遠い将来まではとてもむつかしいものですから いっそのこと
今日を最後に私の命が終わってほしいものです 

五十五番歌 大納言公任↓

↑ 55滝の音は絶えて久しくなりぬれど 名こそ流れてなほ聞こえけれ

 (現代語訳)
みずのながれがたえて 滝の音が聞こえなくなってから もう長い月日が過ぎてしまったが
その名は今も伝えられ よく世間にも知れ渡っていることだ